経済成長下のインド山岳州における社会経済指標の空間的特性 : ウッタラーカンド州とヒマーチャル・プラデーシュ州を事例に

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  • Spatial Structure of Social and Economic Indicators in the Mountainous States in India : Case Study of Uttarakhand and Himachal Pradesh
  • フォーラム 経済成長下のインド山岳州における社会経済指標の空間的特性 : ウッタラーカンド州とヒマーチャル・プラデーシュ州を事例に
  • フォーラム ケイザイ セイチョウ カ ノ インド サンガクシュウ ニ オケル シャカイ ケイザイ シヒョウ ノ クウカンテキ トクセイ : ウッタラーカンドシュウ ト ヒマーチャル ・ プラデーシュシュウ オ ジレイ ニ

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抄録

本稿は,経済成長下のインド北部山岳州ウッタラーカンド州およびヒマーチャル・プラデーシュ州における経済発展の実態について,人口・社会・経済の側面から空間的な分析を行い,それを通じてインドにおける地域格差の一端を示すことを目的とした。その際,GISを用いてこれまであまり分析されてこなかった県単位または郡単位の分析を進めることにより,より小地域単位での空間的特性の把握に努めた。その結果,2000年代中頃以降,UK州の経済発展が活発になっている一方,HP州はさほど伸びておらず,近年における両州の発展は対照的な動きを示していることが判明した。州内の状況をみると,両州とも南部平原地域において都市人口が多く農工業が発達しており,北部山岳州のなかではこの地域が最も経済発展を体現していること,北部山岳地域を中心とするその他の地域では,HP州とUK州とで地域的な差異があることが確認された。また,UK州の州都デラドゥーンは耐久消費財の所有率が高く,高学歴者も集中しており,他県とは異なっている点が注目される。

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