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- ニホン センリョウ カ ノ ペキン オ エガク カメイ フミオ ノ 『 ペキン 』
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Abstract
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[要旨] 亀井文夫の『北京』は、盧溝橋事件から9 か月後の日本占領下の北京を描いた作品である。この映画は、軍の後援により東宝の支那事変後方記録三部作の最終作として製作された。しかし、直接事変を想起させる構成ではないために、公開後の評価は賛否両論であった。そこで、亀井がこの作品に込めた意図を明らかにするために、当時の資料を検証し、欠落部分を考察した上で、映像を詳細に分析する。その結果、日本の占領政策の一環を提示した場面でありながら、観客には直接伝わらない手法を用いていること、さらに、映像と異なる現場音や異なる字幕によって、抗日の実態を観客に示していることなどを明らかにした。それらは、日本の観客に北京の現実を示し、当時の中国認識に対しての思い込みを解く作用を試みたと考えられる。
Journal
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- 千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of Studies on Humanities and Public Affairs of Chiba University
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千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of Studies on Humanities and Public Affairs of Chiba University 35 1-20, 2017-09-30
千葉大学大学院人文公共学府
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174811363584
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- NII Article ID
- 120006355670
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- NII Book ID
- AA1279908X
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- ISSN
- 18834744
- 24332291
- 13428403
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- NDL BIB ID
- 028649550
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles