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- 向山 毅
- 関西外国語大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Physicists and Supernatural Phenomena
- ブツリ ガクシャ ト チョウ シゼン ゲンショウ
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説明
物理学者が超自然現象とどのように関わってきたかを19世紀末から20世紀の初頭にかけての英国を舞台に考察する。この時代は古典物理学的世界像の完成と新しい物理学の誕生との中間あたり、知識階級で心霊術などの超自然現象に関する興味が深かった。交霊会などが流行した時期であり、こうした現象を科学特に物理学を用いて説明しようとする試みが行われた。この論文では超自然現象を四次元空間の存在の証拠と考えたツェルナー、心霊現象を物理学の実験で証明しようとしたクルックス、透視術によって原子が見えると信じたアストンを例として取り上げる。科学と超自然現象との境界は科学の進歩によって時代とともに変化している。上のような例を通して過去の物理学者と超自然現象の関係を調べることにより、現在の科学と超自然現象の境界や科学の限界について議論する。
収録刊行物
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- 研究論集
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研究論集 84 173-187, 2006-09
関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174812714752
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- NII論文ID
- 110004775287
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- NII書誌ID
- AN00046756
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- NDL書誌ID
- 8543836
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- ISSN
- 03881067
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可