書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of the Japanese Causal Connectives dakara
- セツゾクゴ ダカラ ノ イミ ヨウホウ ゼンケン ト コウケン ニ インガ カンケイ ガ ミトメラレル ダカラ オ チュウシン ニ
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説明
本稿は前件と後件に因果関係が認められる「だから」の意味・用法を記述することを目的とするものである。「だから」を用いる時に話し手の中に因果関係の知識が働いていると考えられる。本稿では、この因果関係の知識の特徴、及び前件と後件との関係の考察を通して「だから」の意味・用法を記述した。その結果、「だから」の前件と後件の基底には必然的に知識「P→Q」があることが明らかになった。 また、話し手は「だから」を用いる時、自分の中にある知識「P→Q」が聞き手の中に成立していない(または成立しない)と仮定する場合があることが分かった。このように「だから」の特徴を把握することにより、共起の特徴に対しても、 文脈によって生じる異なるニュアンスに対しても統一的な説明を与えることを述べた。
収録刊行物
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- 世界の日本語教育. 日本語教育論集
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世界の日本語教育. 日本語教育論集 16 125-137, 2006-08-31
国際交流基金日本語事業部企画調整課
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174835836416
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- NII論文ID
- 110004775068
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- NII書誌ID
- AN10390791
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- ISSN
- 09172920
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- NDL書誌ID
- 8670079
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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