化学概論における元素の周期律と周期表の授業と神戸女学院大学図書館における関連書籍と資料の展示

書誌事項

タイトル別名
  • Lectures on Periodic Law and Table of Elements and Exibition of Their Related Books and Materials at Kobe College Library-Celebrating International Year of the Periodic Table 2019 (IYPT2019)-

抄録

2019年は、ロシアの化学者であるメンデレーエフが周期表を発表して150年となる記念すべき年であり、UNESCOにより、国際周期表年2019(IYPT2019)と制定された。本稿では、まず、IYPT2019に対する日本と英国の取り組みの事例を紹介した。続いて、中川担当の「化学概論」の授業で扱った周期律と周期表の授業内容の項目(メンデレーエフが発表した元素の周期律と周期表の紹介、現在の周期表との差異、未知元素の性質の予測、周期律の見直しとモーズリーの法則、原子の電子配置と現在の周期表など)に触れた。さらに、神戸女学院大学図書館の協力を得て、図書館新館にて、メンデレーエフや周期律関係の著書を展示した特集コーナー「メンデレーエフと周期律発表150周年」を開設した経緯を述べた。展示された書籍は、「化学概論」の履修者の多くが、周期律の学習やレポート作成の参考資料として活用した。このように、「メンデレーエフと周期律発表150周年」の開設は、IYPT2019の祝賀に加え、授業における図書館資料の活用という視点からも、有意義であった。

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