充実感の観点から見た大学生の自己開示動機

書誌事項

タイトル別名
  • ジュウジツカン ノ カンテン カラ ミタ ダイガクセイ ノ ジコ カイジドウキ
  • Student's motivation to self-disclosure in perspective of fulfilment sentiment

この論文をさがす

抄録

本研究では,大学生を対象に日々の生活に関する充実感と,自己開示動機を調査した。因子分析によって,充実感と自己開示動機の尺度からそれぞれ 3因子が抽出された。充実感の 3因子をもとに学生を 7つのクラスターに分類し,充実感と自己開示動機の特徴を検討した。その結果,充実感が低い(特に孤独感が高い)学生は,他者からの受容的なサポートを求めるために自己開示をしたいと考えていることが示された。また,自己開示動機が低いクラスターが 2つ存在することも示された。学生支援という観点から,この 2つのクラスターについては,生育歴や自己像などの調査が必要であることを提言している。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ