発達障害のある子どものきょうだい児に対する教育的支援プログラムの開発と効果の検討(2) : 実践に対する保護者評価から

書誌事項

タイトル別名
  • ハッタツ ショウガイ ノ アル コドモ ノ キョウダイ ジ ニ タイスル キョウイクテキ シエン プログラム ノ カイハツ ト コウカ ノ ケントウ(2)ジッセン ニ タイスル ホゴシャ ヒョウカ カラ
  • Effects of the Educational Support Program for Siblings of Children with Developmental Disorders (2) : Evaluation of parents for the Practice

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説明

本研究では、阿部・水野(2012)による、障害のある子どものきょうだい小学生4名のグループに対する教育的支援プログラムの開発と実践について、支援プログラムに関する保護者のニーズ、実践の結果保護者がとらえたきょうだいの変化、保護者自身の変化、支援プログラムに対する満足度等を確認し、その効果を保護者の評価に基づき多角的に検討した。検討の結果、プログラムの実施により、保護者がきょうだいの行動変容に併せて、自発的にきょうだいへの接し方を変え、親子のかかわりが促進されたこと、きょうだい同士のディスカッションを通して、きょうだいの共感関係が生まれ、きょうだいの同胞に対するかかわりが質的に変化したことが確認された。しかし、パッケージ化されたプログラムは、ぞれぞれのきょうだいが直面する生活上の多様な課題に対応することまでは難しく、フォローアップ体制の必要性が示唆された。

収録刊行物

  • とやま発達福祉学年報

    とやま発達福祉学年報 3 43-54, 2012-05-31

    富山大学人間発達科学部発達教育学科発達福祉コース

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