The reconsideration of Japanese economy: from Ninomiya Sontoku and Shibusawa Eiichi's teaching

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  • 日本的経済の再考--二宮尊徳と渋沢栄一の教えから
  • ニホンテキ ケイザイ ノ サイコウ ニノミヤ ソントク ト シブサワ エイイチ ノ オシエ カラ

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日本経済の発展には,戦前までの偉大な先人の経済に関しての教え,取り組み方が大きな要因となっている。現在の繁栄を築くに当たっては,先人の貢献が大きいが中でも二宮尊徳は農民を中心に教育,指導し,あるべき人間の道を教え,日本人の共同体意識を醸成した。尊徳の教えは子供だけでなく,すべての日本人にとって極めて重要である。 渋沢栄一は明治に入って商工業者が本来あるべき姿を論語によって実践,指導した。渋沢は,経済とは何か,利益とは何か,国家の発展はそれらとどのように関係しているかについてもわかりやすく説明している。この渋沢の教えは戦前の経済人としては,必須の知識であったと考えられ,その意思を引き継いだ経営者の伝統が今日の日本を築いた。昨今,経営者等の道徳・倫理的な未熟さによって不祥事が多発しているが,渋沢の教えを思い起こすことが重要である。

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