書誌事項
- タイトル別名
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- Mechanism of Multi-Objective Genetic Algorithm for Maintaining the Solution Diversity Using Neural Network
- ニューラルネットワーク ノ リヨウ ニ ヨル タヨウセイ イジ メカニズム オ ユウスル タモクテキ イデンテキ アルゴリズム
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抄録
多くの実問題において、多目的遺伝的アルゴリズムでパレート解を求める場合、高い計算コストが問題となる。計算コストを 軽減する方法の一つとして、少数個体での探索が考えられる。しかしながら、計算コストの削減は図られるが、少数個体での探索は、探索過程において多様性の低下が生じ、精度の高いパレート解が求めにくいという問題が生じる。それに対して、探索過程において、解の偏りが生じた場合には、解を均等に再配置することで、少数個体においてもよりよいパレート解が得られる可能性がある。しかしながら、この場合、再配置したい空間が目的関数空間であるために、目的関数値から設計変数値を導出する逆解析を行う必要がある。そこで本論文では、ニューラルネットワーク(Neural Network:NN) で目的関数の逆関数を近似し、探索過程における多様性の低下を軽減することで、多様性を維持した探索を行うメカニズムを提案する。提案手法を代表的な多目的GA手法であるNSGA-IIに組み込み、テスト関数を用いて探索に及ぼす影響について検討を行った。 ANNによる多様性維持メカニズムを組み込んだNSGA-IIが従来のNSGA-IIより優れた探索性能を示す関数や、効果が発揮できない場合などを検討した。
収録刊行物
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- 同志社大学理工学研究報告
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同志社大学理工学研究報告 48 (2), [86]-95, 2007-07-31
同志社大学理工学研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174866396544
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- NII論文ID
- 110006401856
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- NII書誌ID
- AN00165868
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- NDL書誌ID
- 8908553
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- ISSN
- 00368172
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可