中国の吉祥デザイン : 王家大院を中心にして

書誌事項

タイトル別名
  • Propitious Pictures in China: The Art of Wangjia Dayuan
  • チュウゴク ノ キッショウ デザイン : オウケ タイイン オ チュウシン ニ シテ
  • チュウゴク ノ キッショウ デザイン オウカ ダイカン オ チュウシン ニ シテ

この論文をさがす

説明

中国の民間芸は豊かで、其の図案のなかによくみられるのは吉祥の図案である。吉祥とは美しく幸福なシンボルであり、王家大院で多くの吉祥図案を目にした。帰国して吉祥図案を学んで、図案が意味しているものを理解できた。例えば「双獅戯球」は、愛しむ獅子の夫婦であり、獅子の間に刺繍をした球があるが、これは愛情の結晶である。一対の獅子が球をもてあそぶ図案は、獅子が愛情豊かに日々をおくり、やがて子供が生まれることを暗示している。この図案は、人間の夫婦もこの獅子のように仲むつまじく暮らし、子孫繁栄するように教えているのである。このように図案の幾つかを解説・紹介した内容である。

収録刊行物

  • 言語文化

    言語文化 11 (1), 85-105, 2008-08-25

    同志社大学言語文化学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ