エゼキエルの律法再考 : 新しい文化的統一体の顕れとしての理解

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タイトル別名
  • Rethinking the Torah of Ezekiel : understanding it as the emergence of a new cultural Gestalt
  • エゼキエル ノ リッポウ サイコウ : アタラシイ ブンカテキ トウイツタイ ノ アラワレ トシテノ リカイ

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抄録

本稿はエゼキエル書40-48章に記されるエゼキエルの律法に対してモーセの律法との比較からその特徴を抽出し、コンテキストと合わせて考察を行う。その比較からエゼキエルの律法は「祭司的規定の幾つかのトピックの改訂版」と理解されるが、コンテキストからの考察によればそれは宇宙発生的な文脈から捉えられるべきものである。それは「再活性化運動」によってもたらされる「新しい文化的統一体」として理解されることが適当であり、エゼキエル書全体をエゼキエルの内的創造過程として理解する筆者の主張と合致する。

収録刊行物

  • 基督教研究

    基督教研究 72 (2), 1-18, 2010-12-06

    基督教研究会

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