小アカイオスの反乱 : セレウコス朝の統治構造と王権確立の課題

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タイトル別名
  • The rebellion of Achaios the Minor : the Seleukid dynasty's problem of ruling system and establishment of Kingship
  • ショウアカイオス ノ ハンラン : セレウコスチョウ ノ トウチ コウゾウ ト オウケン カクリツ ノ カダイ
  • ショウアカイオス ノ ハンラン : セレウコス アサ ノ トウチ コウゾウ ト オウケン カクリツ ノ カダイ

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抄録

セレウコス朝アンティオコス3世治世初期の、有力王族・(小)アカイオスの反乱を論じた。最初に、セレウコス3世暗殺直後の軍によるアカイオス推戴から、当該時期には王位継承は王家直系に限定されなかったことを指摘した。その後のアカイオスの反乱から、当初から彼が抱いていた王位への野心と、王族による分権的支配というセレウコス朝の統治構造の問題点を示した。最後に、アカイオスの反乱失敗の理由として、バルバロイ(蛮族)集団に対する軍事功績の欠如を主張した。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 44 (3), 93-114, 2014-11-28

    同志社大学人文科学研究所

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