田辺天神山遺跡出土銅釦の調査報告

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  • タナベ テンジンヤマ イセキ シュツド ドウコウ ノ チョウサ ホウコク
  • タナベ テンジンサン イセキ シュツド ドウ ボタン ノ チョウサ ホウコク

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抄録

田辺天神山遺跡は京都府京田辺市に所在する、弥生時代後期の高地性集落である。本遺跡出土の銅釦は、類例が僅少であるうえ、その形態的特徴が際立つ遺物である。しかし、出土当時の報告以来、本格的な調査がなされておらず、現在の青銅器研究の見地からは十分な報告がなされていない。そこで、肉眼観察や原材料に関する理化学的分析、保存処理の経過確認を行った。加えて、鋳造痕跡から製作技法の復元し、列島出土の類例との検討から分類による位置づけを行った。

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