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- 二葉亭四迷『浮雲』における受身表現の選択
- フタバテイ シメイ ウキグモ ニオケル ウケミ ヒョウゲン ノ センタク
- 二葉亭四迷浮雲における受身表現の選択
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Description
本稿では、二葉亭四迷の『浮雲』において有情物が被視点人物となる受身表現を対象に考察を行った。その結果、客観的に捉えていた主人公以外の人物に焦点を当てる場合には、語り手は主人公から焦点を移動させて主人公以外の人物を被視点人物にした受身表現が選択され、それが文脈転換の起点になること、その文脈転換は主人公や主要人物以外の場合にも起こり得ること、さらに表現効果として心理描写を付け加えると同時に主人公の間接的な心情を描く効果も付け加えることができることを指摘した。
Journal
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- 同志社日本語研究
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同志社日本語研究 (21), 1-15, 2017-12-31
The Circle of Japanese Linguistics, The Graduate School of Doshisha University
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174868925568
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- NII Article ID
- 120006416413
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- NII Book ID
- AA12567029
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- NDL BIB ID
- 028845929
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- ISSN
- 21885656
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed