Japanese graduates' transition from university to work and their income : a comparison with Australia, Indonesia, and Vietnam

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本研究は、日本における大学生の就職活動における躓きとされる4種類の事象を取り上げ、それらが発生する頻度とそれらが卒業後の所得に及ぼす影響を推定したものである。取り上げた事象は、「卒業から就職までの期間が長い」、「卒業までに内定が得られない」、「初職でフルタイムの仕事に就けない」、「1年以内に初職を辞める」である。研究の結果、日本では、オーストラリア、インドネシア、ベトナムと比べて上記の困難に遭う学生の割合は少ないが、一旦そのような困難に遭うと、それが将来の所得に及ぼす負の影響は大きく、またその影響が長く続くことが明らかになった。

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