企業行動のガイドラインについて : バイエル株式会社の事例

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  • キギョウ コウドウ ノ ガイドライン ニ ツイテ バイエルン カブシキ ガイシャ ノ ジレイ
  • キギョウ コウドウ ノ ガイドライン ニツイテ バイエル カブシキ ガイシャ ノ ジレイ

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抄録

1. はじめに : 企業倫理はドイツにおいて、1983年頃以降、経営経済学のテーマの一つとして取り上げられるようになり、そして1990年代のなかば頃からブームといわれるほどの盛況を呈するようになった。その根拠を企業行動の領域に求めるならば、「近年においてますます頻繁に生じるようになったスキャンダルと事件」(Lohr, A. [1996] S.49.)に容易に思い至るであろう。しかしながら、スキャンダルと事件はドイツにおいても(日本におけると同様に)、「自然発生的な道徳的憤激を伴う、短期的な注目効果を呼び起こすにすぎないものであった」(Lohr, A. [1996]S.49.)と考えられている。企業倫理を必要とする、より深い、体制的な根拠について、レーアは論述している。……

収録刊行物

  • 人権問題研究

    人権問題研究 1 123-133, 2001

    大阪市立大学人権問題研究会

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