ケア・ケアリング概念および看護理論の現状と展望

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タイトル別名
  • Present Situations and Future Prospects Regarding the Concept of Care/Caring and the Nursing Theory
  • ケア ケアリング ガイネン オヨビ カンゴ リロン ノ ゲンジョウ ト テンボウ

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説明

ケア/ケアリングは一般的には「手当」「気づかい」「世話」などの意味あいで使われてきた。メイヤロフはケア/ケアリングとは「相手を育てることであり、自己実現を助けることであると同時に、このケア/ケアリングを通してケアする人も共に成長していくものである」と述べている。このメイヤロフのケアの哲学を基本にしながら看護・福祉領域などでケア/ケアリングの概念について教えられてきている。特に看護の領域では、ケア/ケアリングは看護の中心概念であるが故に重要な部分であると考えられてきた。また、ケア/ケアリングの看護理論も数多く存在し、代表的なものにレイニンガーやワトソンの理論があげられる。これらの理論は、ケア/ケアリングの概念を基本にしてそれぞれの視点から理論的に構築されたものである。以上、重要なケア/ケアリングの概念であるがこの言葉は今なお曖昧に使われており明確な定義づけがなされておらず、論争が続いている現状である。看護理論においても同様である。本論はこのようなケア/ケアリングの概念および理論の現状と今後を展望するものである。

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