12世紀コンスタンティノープルの女性による慈善行為 : アンナ・コムネナを手がりに

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タイトル別名
  • 12 セイキ コンスタンティノープル ノ ジョセイ ニヨル ジゼン コウイ アンナ コムネナ オ テガカリ ニ
  • 12世紀コンスタンティノープルの女性による慈善行為 : アンナ・コムネナを手がかりに

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説明

はじめに : ビザンツ帝国(330-1453年)には, 慈善行為によって弱者を保護する仕組みが存在した。弱者保護の顕著な例が, 病院や救貧院, 孤児院, 養老院といった慈善施設を設立し運営することであった。これらの施設では, 医療の提供や孤児の保護と世話, 貧者や病人への衣食住の提供がなされてきた。デメトリオス・コンスタンテロスによると, ビザンツの慈善行為は, 古代ギリシアから継承し, またキリスト教信仰に基づいたものであり, 慈善施設の設立と運営が皇帝や教会の聖職者にとって徳のある行ないとされた。……

収録刊行物

  • 都市文化研究

    都市文化研究 20 81-87, 2018-03

    大阪市立大学大学院文学研究科 : 都市文化研究センター

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