Displaced Vision実験について

書誌事項

タイトル別名
  • Displaced Vision ジッケン ニツイテ

この論文をさがす

説明

1 17世紀初めの網膜像についてのKeplerの理論的分析以来, 網膜像が外界に関して逆転しているという事実は受入れられてきている。この事実に基づいて, 「網膜像が外界に関して逆転しているにも拘らず, なぜわれわれは外界を逆転して知覚しないのか」という素朴な問題提起をもつ。ここに, プリズム・レンズ・鏡などを使用して網膜像の位置関係を変換し, その時の知覚の特性や適応の過程から, われわれの知覚を理解しようとするdisplaced vision実験の出発点があった。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 19 (2), 89-109, 1967

    大阪市立大学文学部

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ