ドイツのプロレタリア・革命作家同盟綱領草案をめぐって : 資料を中心に

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  • ドイツ ノ プロレタリア カクメイ サッカ ドウメイ コウリョウ ソウアン オ メグッテ シリョウ オ チュウシン ニ

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抄録

I プロレタリア・革命作家同盟行動綱領 : 1928年10月19日, プロレタリア・革命作家同盟の創立大会が開かれたとき, 綱領は, 今後の活動のなかできめられるということで, 組織規約と行動綱領だけが提案され, 採択された。行動綱領の全文は, 次のようなものであった。「社会のイデオロギー上部構造の重要な一部である文学は, プロレタリア革命の時期において, 新しい段階に入る。ブルジョア文学が, この闘争によって影響をうけるだけでなく, プロレタリアートの内部に, 新しい文学がはじまる。プロレタリア・革命文学の発生は, ソビエトにおけるようなプロレタリアートによる権力奪取後にみられるだけでなく, ブルジョア国家においても, 階級対立の激化と前進する階級闘争にともなう現象であるとわれわれは考える。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 17 (8), 750-774, 1966

    大阪市立大学文学会

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