エピクテートス哲学の根本問題

書誌事項

タイトル別名
  • The Radical Problem of Epictetus' Philosophy
  • エピクテートス テツガク ノ コンポン モンダイ

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説明

エピクテートスの哲学はこれを一言で言えば、「魂の哲学」、もしくは「ロゴスの哲学」であって、「心」は彼の哲学のアルファであると共に、またオーメガであった。彼の若い頃から学んでいとわなかったもの、また後、人に教えて倦まなかったものはいわゆる自己の究明であって、彼の教説の主眼は、何物にも妨げられず邪魔されない、魂における孤峯不白の真理を自覚させ、これを日常底に行ぜしめることであった。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 14 (3), 211-222, 1963

    大阪市立大学文学会

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