朝鮮と日本における良妻賢母思想に関する比較研究 : 開国期から1940年代前半を中心に

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  • チョウセン ト ニホン ニオケル リョウサイ ケンボ シソウ ニ カンスル ヒカク ケンキュウ カイコクキ カラ 1940 ネンダイ ゼンハン オ チュウシン ニ

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説明

はじめに : 19世紀末、日本と朝鮮で開国と西欧思想の流入と共に推進され、新たな女性規範の象徴として登場した良妻賢母思想は、部分的に女性を伝統社会から解き放つ一方、国家による近代化計画という面で一つの役割を担っていた。 もともと西欧社会の産業化と近代家族の成立が土台となっているこの思想は、女性に新たな役割と心性を与え、現在に至るまで女性規範の象徴として、まるで女性として生を受けたならば、先天的に有している性質であるかのように認識されてきた。……

収録刊行物

  • 市大社会学

    市大社会学 11 51-66, 2010-08

    大阪市立大学社会学研究会

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