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- 脇村 孝平
- 大阪市立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Indian experience of influenza pandemic 1918 : why was the mortality so huge?
- エイリョウ インド ニオケル スペイン カゼ 1918ネン ナゼ インフルエンザ ノ シボウリツ ガ ソレホド タカカッタノカ
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説明
1 はじめに : 1918-19年の「スペイン風邪」(The Spanish Flu)=インフルエンザの世界的大流行(pandemic)は, インド疫病史においても最大級の規模をもつ事件であった。最も信頼しうると思われるI.D.ミルズの推計によると, わずか四ヶ月の間に, 英領インドにおけるインフルエンザによる死者の数は1700万人を下らないとされている。世界全体での死者の数が途方もなく巨大であったことを考慮に入れたとしても, インドにおける被害の規模の大きさは比類のないものとなっている。1918年の世界的大流行について世界の被害状況を概観したK.D.パターソンとG.F.パイルは, 世界全体の死者の数を約2500万人弱~4000万人弱の範囲内としている(付表参照)。これに従えば, インドの死者の数が世界全体の死者の半分近くを占めるということになる。……
収録刊行物
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- 経済学雑誌
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経済学雑誌 100 (3), 90-108, 1999-12
大阪市立大学経済学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174877089024
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- NII論文ID
- 110000414754
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- NII書誌ID
- AN00070116
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- NDL書誌ID
- 5288281
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- ISSN
- 04516281
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可