生涯学習再編の行方を見据える : 現代社会における生涯学習の役割とは

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  • ショウガイ ガクシュウ サイヘン ノ ユクエ オ ミスエル : ゲンダイ シャカイ ニ オケル ショウガイ ガクシュウ ノ ヤクワリ トワ
  • ショウガイ ガクシュウ サイヘン ノ ユクエ オ ミスエル : ゲンダイ シャカイ ニオケル ショウガイ ガクシュウ ノ ヤクワリ ト ハ

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抄録

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後期近代と称される現代社会において、生涯学習の果たす役割に注目が集まっている。2009 年にブラジルのベレンで開催された第6 回国際成人教育会議(CONFINTEA)では、生涯学習が世界的な教育問題とその困難な状況に対処するための不可欠な役割を担っている、と指摘された。本稿では、生涯学習の変遷を跡づけ、こんにちの生涯学習の姿を探ると同時に、現代社会における生涯学習の役割を考察した。生涯学習はもはや、個人の自己充実や満足のためだけではない。生涯学習を通じて、地域社会における自らの役割を自覚し、学んだ内容をもって地域に貢献できるような生涯学習社会の形成が必要視されている。その際、地域にある大学の役割にも期待が集まっている。大学はこれまでに育んできた人材や知の成果を活用して、地域とともに学びの場の確保や課題の解決、また新たな知の創造に取り組むことが求められている。こんにちの社会において、生涯学習は人として社会で生き抜いていくうえで必要になる社会保障のような役割を果たしているのではないだろうか。

source:JOSAI CONTEMPORARY POLICIES RESEARCHES

identifier:JOS-18819001-1101

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