看護学生の陰部洗浄演習後と基礎看護学実習後における発見の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of discoveries made by nursing students during class- and ward-based practice of perineal care
  • カンゴ ガクセイ ノ インブ センジョウ エンシュウ ゴ ト キソ カンゴガク ジッシュウ ゴ ニ オケル ハッケン ノ トクチョウ

この論文をさがす

説明

本研究は、陰部洗浄演習後と基礎看護学実習後の学生の発見の具体的記述をとおして、演習から実習へと段階が進む過程で、学生の発見の特徴がどのように変化していくのかを明らかにし、今後の看護技術教育への示唆を得ることを目的とした。看護学生56名を分析対象とし、演習・実習後の発見の有無と、発見の内容を自由記述してもらい、Berelson、Bの内容分析の手法により質的帰納的分析を行った。その結果、約6割の学生は演習・実習後ともに発見があったと回答していた。内容分析の結果、演習後は【援助の必要性】、【プライバシーの保護】、【安全・安楽な実施】、【技術の統合】の4カテゴリ、実習後は【知識と判断】、【援助の必要性】、【対象への説明】、【人間尊重・プライバシーの保護】、【感染予防の必要性と行動】、【安全・安楽な実施】、【個別性への応用】の7カテゴリが抽出された。陰部洗浄の演習から基礎看護学実習で陰部洗浄を実施した学生の発見の特徴から、看護ケア基盤形成の方法に含まれる、<看護の展開方法>、<援助的人間関係形成の方法>、<人間尊重・擁護の方法>の側面を含んでいることが確認できた。(著者抄録)

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ