北海道中央部における8世紀以降の植生・気候変遷の解明の試み

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タイトル別名
  • Trial of revealing the vegetation and climate changes in the central part, Hokkaido, since the end of the eighth century
  • ホッカイドウ チュウオウブ ニ オケル 8セイキ イコウ ノ ショクセイ ・ キコウ ヘンセン ノ カイメイ ノ ココロミ

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説明

北海道中央部の2地域(千歳川水系舞鶴遊水地・手稲山山麓滝の沢川沿い)で湿原堆積物について、地表から2m以内において試料採取を行い、花粉分析とAMS14C年代を実施した。その結果、両地域の分析対象の堆積物は8世紀末以降の1200年あまりの期間のものであり、花粉分析結果から、アカエゾマツ・トドマツなど針葉樹の比較的多い寒冷な時期が存在することが判明した。その寒冷な時期について、舞鶴遊水地では1800年前後の江戸時代後期(アイヌ文化期末期)に特定できるが、滝の沢川地域では厳密に特定はできなかった。

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