理科の考え方を働かせる理科授業の提案 : フローチャート表現を活用して

書誌事項

タイトル別名
  • Proposal of Science Classes to Make the Ways of Thinking of “Rika” : Utilizing Flowchart Representation
  • リカ ノ カンガエカタ オ ハタラカセル リカ ジュギョウ ノ テイアン : フローチャート ヒョウゲン オ カツヨウ シテ

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説明

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[要旨] 児童がフローチャートを活用し、プログラミング的思考の要素の1つである条件分岐を身に付けることで、理科の考え方を働かせて問題解決に取り組めるか検証した。予備実践の課題から、フローチャート表現の条件分岐の使い方に焦点を定め、結果や条件制御が2択に分かれる観察や実験での活用を想定し、全学年のフローチャートの例を作成した。本実践では、第5学年の「もののとけ方」において、食塩とミョウバンの水溶液を判別する方法を考えさせる活動を実施し、児童が条件制御の考え方を働かせながら判別方法を導き出し、フローチャート上の条件分岐を適切に扱えることが明らかになった。児童はフローチャートを作成することを難しいと感じる一方で、考え整理するには分かりやすい手段であると捉えており、筋道立てて自然の事物・現象について考える一手段として今後も検討する必要がある。

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