第74回東邦医学会総会 パネルディスカッション:The Work Shift─働き方改革やCOVID-19感染症における各診療科の現状と取り組み─ 救命救急センターにおけるワークライフバランス
書誌事項
- タイトル別名
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- キュウメイ キュウキュウ センター ニ オケル ワークライフバランス
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抄録
type:TOHO University Scholarly Publication
総説
2024年から勤務医の時間外労働時間が制限される.しかし,救命救急センターに勤務する医師は多職種よりも時間外労働時間の上限が長く設定されており,我々は矛盾をかかえながらも労働時間,環境の改善が求められている.我々の救命救急センターでは2018年に働き方改革の一つとして変則労働時間制と月1回の有給休暇取得の導入をおこなった.そしてこの働き方改革により労働時間,環境に影響するかを調査した.対象期間は2018年6月を境に働き方改革導入前2年間と導入後2年間の合計4年間とした.救急車の応需率は働き方改革前後で変化を認めなかった.当直以外の労働時間は短縮されたが当直回数は増加した.有給休暇取得率は66%だった.意識調査では精神的な負担の軽減を認めた.働き方改革は,労働時間だけに主眼をおかず精神的負担が軽減させる環境整備をおこなうことも重要である.
収録刊行物
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- 東邦医学会雑誌
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東邦医学会雑誌 68 (3), 108-110, 2021-09-01
東邦大学医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572176214368512
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- NII論文ID
- 120007165206
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- NII書誌ID
- AN0016685X
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- NDL書誌ID
- 031758198
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- ISSN
- 00408670
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles