Tao Yuanming’s “Taohuayuanji” and “Taohuayuanshi” : A Study of Their Relationship
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- 「桃花源記」と「桃花源詩」と ― その関係についての一考察 ―
- 「 トウカゲンキ 」 ト 「 トウカゲンシ 」 ト : ソノ カンケイ ニ ツイテ ノ イチ コウサツ
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陶淵明「桃花源記」は高校国語教科書に多く採用される教材であるが,近年,この作品と表裏一体をなす「桃花源詩」を補助的に利用しようとする提案が出されている。しかし,「詩」がどのような形で「記」に関わっているのか,本文に則した検証は未だ充分ではない。そこで,まず清の陶澍注『靖節先生集』十巻のほか,南宋・元の諸本における収録状況を調査し,両者の緊密な関係について確認した。次いで「詩」を中心に見ながら,「記」との関連について分析を加えた。その結果,「詩」は推測や想像を交えて桃花源の日常を描くものであり,「記」はその空想の素材という関係が明らかとなった。それは「記」に新しい価値を見出すことでもあり,この点に「桃花源詩」を援用する意義があると結論づけた。
Journal
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- 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
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岡山大学大学院教育学研究科研究集録 178 23-30, 2021-11-26
岡山大学大学院教育学研究科
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390572176828762880
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- NII Article ID
- 120007180263
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- NII Book ID
- AA12338258
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- ISSN
- 18832423
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- NDL BIB ID
- 031844880
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN