医学書テキストのたとえる表現 : 「ような」、接尾辞「様(ヨウ)」の特徴

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タイトル別名
  • Illustrating Expressions in Medical Texts : Characteristics of "youna" and the suffix "you"

抄録

Senshu University

Hitotsubashi University / National Institute for Japanese Language and Linguistics

会議名: 言語資源活用ワークショップ2021, 開催地: オンライン, 会期: 2021年9月13日-14日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター

医学の分野では、医師が患者の状態を把握する際「頭が割れるように痛い」といった「たとえる表現」が少なからず用いられるという。本発表では、「医学書」に現れる「たとえる表現」のうち、特に頻度の高い「ような」と、語源が同じ接尾辞「様(ヨウ)」を取り上げ、用法、特徴を分析した。調査には医学書3冊のテキスト(延べ約305万語)を用いた。分析の結果、(1)「ような」には、指示、比喩、例示用法等が認められるが、比喩用法は、被修飾名詞が痛み、動きなどの感情・感覚名詞の時に現れること、(2)「用言+ような」「のような」「様」と前接表現の叙述性が薄れるにつれ、後接の表現が固定化していき、一語性が強まることが明らかになった。

source:https://ccd.ninjal.ac.jp/lrw2021.html

identifier:専修大学

identifier:一橋大学 / 国立国語研究所

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