看護診断を用いた災害急性期での看護ニーズ分析および看護師の役割・機能の検討

DOI
  • 髙田 洋介
    日本赤十字広島看護大学 日本災害医学会災害看護委員会
  • 川谷 陽子
    愛知医科大学病院高度救命救急センター 日本災害医学会災害看護委員会
  • 田口 裕紀子
    札幌医科大学保健医療学部看護学科 日本災害医学会災害看護委員会
  • 山田 英子
    富山大学大学院医学薬学教育部 日本災害医学会災害看護委員会
  • 恩部 陽弥
    鳥取大学医学部附属病院 日本災害医学会災害看護委員会
  • 峯田 雅寛
    山形県立中央病院救命救急センター 日本災害医学会災害看護委員会
  • 石井 美恵子
    国際医療福祉大学大学院 日本災害医学会災害看護委員会

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the nursing care needs and the roles and functions of nurses in the acute phase of disaster using nursing diagnosis

抄録

<p>【背景】DMATが2005年に発足したが、看護師の記録・分析する仕組みは十分に整っていない。【目的】DMAT看護師が対応した災害急性期の看護診断から災害急性期の看護ニーズおよび看護師の役割・機能を明らかにする。【方法】東日本大震災および熊本地震で被災地に派遣されたDMAT看護師を対象にオンライン調査を実施した。【結果】回答数355件のうち、看護診断まで回答した110件を有効回答とした。看護診断は218例が報告され、「非効果的健康維持」が29例、「非効果的自己健康管理」が23例と、「ヘルスプロモーション」領域の診断名が上位を占めた。218例のうち震災関連は155例だった。【考察】災害の種類や規模が異なるが、「非効果的健康維持」が最多であり、発災前から「ヘルスプロモーション」領域でのリスクを抱えている人が多く、被災によりそのリスクが明瞭化された傾向があると考える。【結語】DMATの看護師にも「ヘルスプロモーション」領域の課題対応が求められていると示唆された。</p>

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572244932120448
  • NII論文ID
    130008141630
  • DOI
    10.51028/jjdisatmed.27.1_4
  • ISSN
    24344214
    21894035
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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