The relationship between lifestyle habits and masticatory ability in junior college students

  • SATO Hinako
    The Nippon Dental University College at Tokyo, Graduate Programs, The Major of Dental Hygiene
  • IKEDA Akiko
    The Nippon Dental University College at Tokyo, Department of Dental Hygiene

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Other Title
  • 短期大学生における生活習慣と咀嚼能力との関連について
  • タンキ ダイガクセイ ニ オケル セイカツ シュウカン ト ソシャク ノウリョク ト ノ カンレン ニ ツイテ

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Abstract

<p> 現在わが国は生活習慣病の若年齢化が進んでいる.肥満者は,1口量が多いが咀嚼回数は少なく 早食いとなるため,よく噛むことへの意識づけが有効であることは明らかになっている.また,咀嚼能力の高さと全身の健康維持に関連があるとされている.しかし,咀嚼能力の判断について「よく噛む,噛まない」での主観的なアンケート調査によるものが多く,特に大学生において咀嚼能力を客観的に検査し報告しているものは見あたらない.</p><p> 本研究の目的は,短期大学生における生活習慣と咀嚼能力の関連を明らかにし,歯科衛生士が実施する専門性の高い生活習慣の指導に役立てていくことである.</p><p> 本研究の対象は,都内の3年制短期大学に在籍する220名の女子学生とし,生活習慣に対してはアンケート,咀嚼能力測定は咀嚼能力チェックガム®を用いて行った.アンケート結果と咀嚼能力との関連について検定を行なったがすべての項目で有意差は見られなかったため,単純集計で分析を行った.その結果,咀嚼能力「標準」群では睡眠時間が十分に確保できていなかったことに加え, 1口30回噛むことへの意識が低い傾向にあった.そして,咀嚼能力「高い」群では噛みごたえのある食べ物を普段から摂取し,嫌いな食べ物がない傾向にあることが示唆された.今後,歯科衛生士として患者の全身の健康維持のために咀嚼能力を維持・向上させ,個々に合わせた生活習慣についての情報提供をしていきたいと考える.</p>

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