賃貸情報サイトにおける成約済み物件情報の経験が誘発する顧客の不満足

書誌事項

タイトル別名
  • Consumer dissatisfaction caused by contracted property information on property information sites

説明

<p>賃貸情報サイトにて,顧客が興味を持った物件を問い合わせた際,事後に成約済みと判明する情報不備の経験が多くみられる.この背景には,情報管理の不徹底に加えて,オトリとして魅力的な物件を提示することによる顧客の誘引が狙いにあると推察される.しかし,たとえ誘引に成功しても,この経験が当該サービスの不満足につながっては逆効果である.そこで,本研究では,「成約済み物件情報の経験は満足を低下させる」という仮説を立案した.オンライン調査の結果に基づき,傾向スコアマッチングを適用して検証した結果,仮説は支持された.目先の顧客獲得を優先した不誠実な情報提供は,長期的な視点で当該企業の不利益を招く懸念がある.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572343743575424
  • NII論文ID
    130008145021
  • DOI
    10.11497/jasmin.202111.0_127
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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