2型糖尿病の外来患者における血糖コントロールと入浴習慣との関連性:今後の研究シーズとしての情報提供

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タイトル別名
  • Relationship between Hot Water Bathing Customs and Glycemic Control in Middle-Aged and Elderly Ambulatory Patients with Type 2 Diabetes Mellitus: Information from a Multicenter Cross-Sectional Study for the Design of Future Studies
  • 2ガタ トウニョウビョウ ノ ガイライ カンジャ ニ オケル ケットウ コントロール ト ニュウヨク シュウカン ト ノ カンレンセイ : コンゴ ノ ケンキュウ シーズ ト シテ ノ ジョウホウ テイキョウ

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抄録

<p>  日本温泉気候物理医学会学術委員会では,中高年の2型糖尿病の外来患者における入浴習慣と血糖コントロールとの関連性を明らかにするため,全国の多施設間横断研究プロジェクトを実施した.温泉療法医会の協力を得て,サンプル数838(男性n=528 62.8±8.7歳・女性n=310 65.0±8.1歳)にのぼる大規模かつ貴重な調査データが得られた.これらのデータを用いた多重ロジスティック回帰分析を含む統計解析により,低頻度の入浴習慣と血糖コントロール不良のリスクの有意な関連性が認められた.</p><p>  このことを含め,入浴習慣の維持と改善は,COVID-19の重篤化の危険因子として考えられている糖尿病の患者が,新しい生活様式下でも実施可能なQOL改善につながる可能性を,別報により報告した.</p><p>  本論では,同一のデータセットを使用してさらなる探索的解析を進めた結果を報告する.これらの結果は,今後の研究デザインに活用できる可能性がある.</p>

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