書誌事項
- タイトル別名
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- ゲンダイゴ 「 バカリ 」 ノ ヨウホウ ノ タヨウセイ ニ ツイテ : メイシ(ク)+「 バカリ 」 オ チュウシン ニ
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説明
本稿は、現代語「ばかり」が名詞(句)に接続する場合の用法について、詳細に記述・分析した。本稿では、「スキャニング考察」という概念を用い、スキャニング考察の結果と過程に注目する。そして、従来の「とりたて」「程度」「アスペクト的用法」の三つに分類する方法を避け、名詞(句)に後接する「ばかり」の用法を新たに分類した。その結果、名詞(句)に後接する「ばかり」の基本的な用法を、複数性明示用法、数量指示用法とした。それ以外に派生的な用法の「ばかりか」の用法を位置づけた。また、各用法の相違と連続性を明らかにした。さらに、文のどの成分として用いられるかによって、「ばかり」の用法の偏りが見えたので、日本語学習者が「ばかり」を使用する時に、その用法の偏りが参考になると思われる。
収録刊行物
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- Nagoya Linguistics
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Nagoya Linguistics 8 29-41, 2014-03-31
名古屋言語研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572404768279936
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- NII論文ID
- 120007186620
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- NII書誌ID
- AA12208922
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- HANDLE
- 2237/0002001989
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- NDL書誌ID
- 025348930
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- ISSN
- 18818072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可