打音法による新幹線用軌道スラブ-てん充層間の空隙検知方法に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON DETECTING VOIDS WITHIN A CONCRETE SLAB TRACK OF SHINKANSEN WITH NON-DESTRUCTIVE TESTING BY IMPACT ACOUSTICS

抄録

<p> スラブ軌道はコンクリート道床,てん充層,軌道スラブ等からなる軌道の一つである.経年したスラブ軌道の一部では,軌道スラブの底面とてん充層の上面の間に空隙を生じる場合があり,これを検知することが維持管理上の課題となっている.本研究では,空隙の検知手法として打音法に着目し,実物大供試体による打音試験,固有値解析および教師あり機械学習による検討を行った.その結果,打撃位置およびスラブ軌道全体の支承状態が打撃音の音響特性に与える影響についても考慮する必要があること,教師あり機械学習を用いることで高精度に空隙を判定し得ることが示された.ただし,本研究では,独立性が明らかな未知のデータに対する判別性能の検証を行っていない.ゆえに,そのようなデータを判定した場合の判別性能については,別途検証する必要がある.</p>

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