日本における外国人介護人材受入政策

書誌事項

タイトル別名
  • An acceptance policy for foreign care workers in japan
  • 日本における外国人介護人材受入政策 : 特定技能「介護」の新設は社会にどのような影響を与えるのか
  • ニホン ニ オケル ガイコクジンカイゴジンザイ ウケイレ セイサク : トクテイ ギノウ 「 カイゴ 」 ノ シンセツ ワ シャカイ ニ ドノ ヨウ ナ エイキョウ オ アタエル ノ カ
  • -How will the establishment of Specified skilled worker" Nursng Care" affect the society?-
  • ―特定技能「介護」の新設は社会にどのような影響を与えるのか―

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説明

介護人材の変遷と外国人材受入政策を振り返ることで、特定技能「介護」の新設が介護人材全体にどのように寄与し、今後の社会にどのような影響を与えるのかを明らかにする。在留資格「介護」は「専門的・技術的分野」の在留資格のひとつであるにもかかわらず、介護職は他の職種ほど専門性が高いと見なされていない。その要因には、政策的側面と社会的側面がある。政策的には、財源と報酬の限界、公的資格者・無資格者の混在、入国ルートの複雑化、日本独自の資格、移民政策の否定があり、社会的には、女性化、非正規化・高齢化、外国人化がある。それらによる低賃金・高サービスの両立、不安定雇用による社会的評価の低下に、非熟練労働力としての在留資格「特定技能」に介護が組み込まれたことが加わり、介護人材全体の専門性が低く見られるようになってきている。

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