もの忘れを主訴とする超高齢者の盲点
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- 河野 和彦
- 名古屋フォレストクリニック
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抄録
超高齢者(90 歳以上)は,平均的な高齢者より長寿に有利な遺伝的素因や認知機能低下に 対抗するようなファクターをもつものと思われ,認知症になってもアルツハイマー型とは様相を異に し,周辺症状が軽い.さすがに平均年齢以上に生きると側頭葉てんかんや正常圧水頭症の併存も増え るが,介護抵抗があるとすれば,認知症の症状ではなく,大人の発達障害の影響であるケースもあり, 分けて理解されなければならない.超高齢者の医学は未知の点が多く,著者が経験した知識をまとめ てみたい.
収録刊行物
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- 認知症治療研究会会誌
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認知症治療研究会会誌 8 (1), 27-37, 2022
認知症治療研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573242509449600
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- ISSN
- 24358711
- 21892806
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可