「新見土下座まつり」お囃子の12年を振り返って -地域住民の意識調査をもとに-

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抄録

type:P(論文)

新見市の「新見土下座まつり」に学生が参加するという取り組みを始めて12年が過ぎた。特に,「お囃子」としての参加は初試みであった。そこで,この取り組みに対して祭りを中心になって執り行う五カ町の人々がどのように感じ,受け止めているのかを知るために意識調査を行った。結果,お囃子の開始当初から,新見市五カ町の人たちにとって,お囃子はほぼ抵抗なく受け入れられていたことが伺えた。新見という地域またそこに暮らす人々には,それまでなかったお囃子や祭りへの学生参加に対して,あまり抵抗感なく受け入れる姿勢があり,学生たちはそこに溶け込んだと考えられる。これは,新見という地域が,新たなものを受け入れ,それを生活文化にしていくことのできる地域性と人間性を具有していたと捉えることができた。

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