日本語の様態副詞と結果述語の統語論

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書誌事項

タイトル別名
  • The Syntax of Manner Adverbs and Resultative Predicates in Japanese

抄録

<p>「雑に髪を赤く染めた」のように,様態副詞「雑に」と結果述語「赤く」は共起が可能である。しかし,「*赤く雑に髪を染めた」のような語順にすると非文法的になってしまう。本稿では,この非文法性は統語的なものであり,様態副詞と結果述語が共起する場合には(i)のような《反構成素統御条件》が遵守される必要があると主張した。</p><p>(i)反構成素統御条件(anti-c-command condition):</p><p>様態副詞は結果述語によって構成素統御(c統御)されてはならない。</p>

収録刊行物

  • 言語研究

    言語研究 160 (0), 263-272, 2021

    日本言語学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390573242514031616
  • DOI
    10.11435/gengo.160.0_263
  • ISSN
    21856710
    00243914
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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