APRVにより致命的な肺胞出血から救命し得た<i>BCR-ABL1</i>融合遺伝子陰性非定型慢性骨髄性白血病の1例

  • 宿谷 結希
    東京都立大塚病院初期臨床研修医
  • 武藤 秀治
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科)
  • 小沼 亮介
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科) がん・感染症センター 東京都立駒込病院血液内科
  • 岸田 侑也
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科) がん・感染症センター 東京都立駒込病院血液内科
  • 小西 達矢
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科) がん・感染症センター 東京都立駒込病院血液内科
  • 海渡 智史
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科) がん・感染症センター 東京都立駒込病院血液内科
  • 宮脇 修一
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科)
  • 富山 順治
    東京都立大塚病院輸血科(血液内科)

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Successful Treatment Using APRV in a Patient with <i>BCR-ABL1</i> Negative Atypical Chronic Myeloid Leukemia Complicated by Fatal Alveolar Hemorrhage
  • APRVにより致命的な肺胞出血から救命し得たBCR-ABL1融合遺伝子陰性非定型慢性骨髄性白血病の1例
  • APRV ニ ヨリ チメイテキ ナ ハイホウシュッケツ カラ キュウメイ シエタ BCR-ABL1 ユウゴウ イデンシ インセイ ヒテイケイ マンセイ コツズイセイ ハッケツビョウ ノ 1レイ

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抄録

<p>53歳,男性.非定型慢性骨髄性白血病(atypical chronic myeloid leukemia:aCML)に対し化学療法開始後,播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)に伴う致命的な肺胞出血を合併した.物理的な止血効果を得るために,気道圧開放換気(airway pressure release ventilation:APRV)による平均気道内圧を高めた呼吸器管理を行った.その結果,呼吸状態の維持を図りつつ原病の治療を進めることができ,DICが改善し,救命し得た症例を経験した.APRVは,凝固異常を伴った肺胞出血に対して有用な止血手段の1つと考えられた.</p>

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参考文献 (4)*注記

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