虚実中間証を含む虚実証の予測モデル

  • 前田 絢子
    慶應義塾大学大学院薬学研究科医療薬学部門
  • 吉野 鉄大
    慶應義塾大学医学部漢方医学センター
  • 片山 琴絵
    東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターシークエンスデータ情報処理分野
  • 堀場 裕子
    慶應義塾大学医学部漢方医学センター
  • 引網 宏彰
    しきのケアセンター
  • 嶋田 豊
    富山大学医学部和漢診療学講座
  • 並木 隆雄
    千葉大学大学院医学研究院和漢診療学講座
  • 田原 英一
    飯塚病院東洋医学センター漢方診療科
  • 南澤 潔
    亀田総合病院東洋医学診療科
  • 村松 慎一
    自治医科大学地域医療学センター東洋医学部門
  • 山口 類
    愛知県がんセンター研究所システム解析学分野
  • 井元 清哉
    東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター健康医療データサイエンス分野
  • 宮野 悟
    東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターDNA 情報解析分野
  • 美馬 秀樹
    東京大学大学総合教育研究センター全学教育推進部門
  • 三村 將
    慶應義塾大学医学部漢方医学センター
  • 中村 智徳
    慶應義塾大学大学院薬学研究科医療薬学部門
  • 渡辺 賢治
    慶應義塾大学医学部漢方医学センター

書誌事項

タイトル別名
  • Prediction Model for Deficiency-Excess Patterns, Including Medium Pattern
  • キョジツ チュウカンショウ オ フクム キョジツショウ ノ ヨソク モデル

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説明

<p>[目的]自動問診システムを用いて得た患者問診結果から医師の虚実診断を予測するモデルを構築したが,既報 のモデルは中間証を予測できなかった。本研究では,中間証を含む虚実予測モデルを構築し施設間でカットオフ値を比較した。</p><p>[方法]2012年1月—2015年2月に6施設を初めて受診し研究に同意した患者を対象とした。データ欠損,20歳 未満,問診項目回答数が20項目未満,対象でない証の患者を除外した。ランダムフォレストを用いて,6施設統合データより抽出した学習データから虚実予測モデルを構築した。</p><p>[結果]施設毎に学習データを除いたデータから虚実予測値を算出した。医師の診断結果をもとに受信者動作特性曲線からカットオフ値を求めたところ,全施設の虚実予測値のカットオフ値は虚証と中間証が0.5以下,実証と中間証が0.5以上であった。</p><p>[考察]虚実予測モデルより計算した全施設のカットオフ値は狭い範囲に収まっていた。</p>

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