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- 高増 哲也
- 神奈川県立こども医療センターアレルギー科
書誌事項
- タイトル別名
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- Atopic dermatitis and quality of life
説明
<p>アレルギー疾患への対応法は,これまでは医学的に病態を把握して治療を行うという視点で論じられてきた.生活者の視点で見る時に,アレルギー診療をスキルミクスで取り組むことや,Quality of Life(QOL)をものさしにするという発想がある.アトピー性皮膚炎でQOLに影響を及ぼす因子は,かゆみ,見た目,治療の負担,不安がある.アトピー性皮膚炎のQOL調査票は,成人ではSkindex-16,Dermatology Life Quality Indexがあり,日本語版がある.小児ではThe Children's Dermatology Life Quality Indexがあり,これにも日本語版がある.低年齢児では,養育者が主に治療を担うため,養育者の負担を評価するものが必要である.Quality of life in Primary Care givers of children with Atopic Dermatitisとその短縮版QP-CAD shortened to 9 questionsがある.患児と養育者双方のQOLを養育者が回答するthe Childhood Atopic Dermatitis Impact Scaleを日本の患者に合わせて修正したJapanese Culturally Modified Version of the Childhood Atopic Dermatitis Impact Scaleが利用できる.生活者の視点で医療を進めていく上で,オープンダイアローグという手法がありえる.</p>
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 36 (1), 28-34, 2022-03-20
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573242643432192
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可