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- 谷口 弘一
- 下関市立大学
説明
<p>本研究は,友人関係と親子関係におけるソーシャル・サポート,対人ストレッサー,およびストレス反応との関連について,谷口他(2006)のデータに新たなデータを追加して再検討を行った。大学生ならびに大学院生1,060名(男性379名,女性681名)が調査に参加した。平均年齢は19.14歳(SD=1.64)であった。調査は,質問紙またはウェブ上で実施された。分析の結果,サポートに関しては,友人サポートが親サポートよりも得点が高く,両サポートともに,男子より女子の得点が高かった。対人ストレッサーに関しては,友人関係では対人摩耗,親子関係では対人過失がそれぞれ多かった。両関係ともに,対人葛藤とストレッサー合計において,女子より男子の得点が高かった。サポートとストレス反応との関連では,友人サポートがストレス反応と有意な負の相関を示した。一方,対人ストレッサーとストレス反応との関連では,友人関係と親子関係の両方のストレッサーが,合計および下位尺度も含めて全て,ストレス反応と有意な正の相関を示した。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PC-157-PC-157, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573242749706368
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可