説明
<p>これまでアスリートと動機づけとの関連は精力的に研究されてきた。本研究は,アスリートの目標志向性について,近年動機づけ理論として有力視されている制御焦点理論の観点から予備的に検討したものである。競技成績の向上を目的に競技者としてスポーツを行っている(または過去に行っていた)アスリート41名を対象に,自由記述形式のGoogleフォームによるWeb調査を行った。質問内容は,専門競技名,競技レベルなどを含むフェイスシートと,促進焦点および防止焦点のそれぞれに関する,制御焦点の3つの規定要因(動機,目標,目標達成の基準)の質問であった。調査で得られた促進焦点の記述327個,防止焦点の記述225個について,心理学を専門とする大学院生5名によるKJ法を援用した分類を行った。その結果,促進焦点において「パフォーマンス向上」,「理想・願望」,「成長」の3つの大カテゴリー,防止焦点において「パフォーマンス維持・低下の防止」,「悪い結果への関心」,「アスリートとしての義務・責任」,「安全・安心・安定」,「チーム」の5つの大カテゴリーが抽出された。調査の結果から,アスリートに特有の目標志向性の特徴がみられた。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PR-012-PR-012, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390573242762174464
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可