「臨地実習において配慮が必要な学生への教育上の調整」におけるFD・SDプログラムの開発(第一報)

書誌事項

タイトル別名
  • Developing an FD/SD Program on Modifying Education for Students Requiring Accommodations in Practical Training(First Report)
  • 「臨地実習において配慮が必要な学生への教育上の調整」におけるFD・SDプログラムの開発(第1報)
  • 「 リンチ ジッシュウ ニ オイテ ハイリョ ガ ヒツヨウ ナ ガクセイ エ ノ キョウイク ジョウ ノ チョウセイ 」 ニ オケル FD ・ SD プログラム ノ カイハツ(ダイ1ポウ)

この論文をさがす

抄録

<p>〔目的〕教育上の調整に関する3段階のFD・SDプログラムを開発し、知識を習得するレベルⅠを評価した。</p><p>〔方法〕FD・SDプログラムはレベルⅠⅡⅢで構成した。レベルⅠ評価のため、プログラム参加者を対象とした無記名質問紙横断研究を行った。FD・SDプログラム評価、研修前の合理的配慮に関する既知などの設問を設定した。研究倫理審査委員会の承認を得た。</p><p>〔結果〕230部を分析した(回収率 81.4%)。対象者は看護職が 78%だった。教育上の調整に自分が取り組むことの重要性と、組織的な教育上の調整に取り組む必要性を高く認識していた。レベルⅠの満足度と役立ち度は、NRSで8以上と高く評価された。障害者差別解消法や合理的配慮の既知は約3割に留まった。教職員と看護職との比較分析では、教育上の調整に自分が取り組むことの重要性、合理的配慮の認知で、教職員の方が有意に高かった。</p><p>〔考察〕レベルⅠは実現可能性が確保され、合理的配慮や教育上の調整の理解の促進、組織的な取り組みの重要性が促進し、プログラムの有効性が示唆された。また、教職員と看護職の合同研修は重要で、教育上の調整の包括的な支援が促進されると考える。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ