根拠に基づく実践を促進する看護師のナレッジブローカリングの過程

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  • Process of Knowledge Brokering by Nurses to Promote Evidence-Based Practice
  • コンキョ ニ モトズク ジッセン オ ソクシン スル カンゴシ ノ ナレッジブローカリング ノ カテイ

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抄録

<p>要旨: </p><p>〔目的〕根拠に基づく実践を促進する看護師のナレッジブローカリングの過程を明らかにする。</p><p>〔方法〕臨床経験5年以上を有し、修士課程を修了した看護師15名に対して半構成的面接を実施し、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。</p><p>〔結果〕看護師は《患者に最善のケアを提供する信念を持つ》ことを根本とし《ひたむきに看護実践の質向上に向き合う》。そして《スタッフを取り巻く実状を直視する》ことにより、《対象の課題を明確にする》。さらに、課題解決に必要な《共有するエビデンスを見極める》。次に《手を尽くしてエビデンスを導入する》ことで、《エビデンスが根付くまで試行錯誤を重ねる》。このようにして、【エビデンスの浸透】の過程を円滑に進めるために《スタッフの絆を深める》とともに、《スタッフの能力に磨きをかける》。</p><p>〔考察〕ナレッジブローカリングの過程は、看護師がスタッフの関係性を深め、教育的に関わることが重要であると示唆された。</p>

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