標準投与量で治療を受け軽快した12歳男児体重68㎏の川崎病自験例

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Abstract

12歳男児、発症時体重68kgの川崎病(Kawasaki disease : 以下KDと略)症例を経験した.KDの急性期治療においては多くの症例で急性期にガンマグロブリン静注療法(intravenous immunoglobulin : 以下IVIGと略)が選択されているが、年長児例では、投与量について検討が必要な場合があると思われる.本症例では患児の状態の変化に十分な注意をはらいつつガイドラインに沿って約2g/kg相当の135g×2回のIVIG、さらにプレドニゾロン(prednisolone : 以下PDNと略)投与が併用され合併症なく軽快した.

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