リスク・コミュニケーションの視点を取り入れた小学校政治学習の開発 : 第6学年単元「新型コロナウイルス感染症に向き合う」を事例として

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タイトル別名
  • Development of Elementary School Political Learning That Incorporates the Perspective of Risk Communication: The Case of “Facing COVID-19” for 6th Graders

抄録

本研究の目的は,リスク・コミュニケーションの視点を取り入れた小学校政治学習を開発することである。小学校政治学習にリスク・コミュニケーションの視点を取り入れる意義は次の3点である。①行政,市民,専門家はリスクへいかに向き合うことができるのかについて,学習者が考えられる。②状況に応じたリスク・コミュニケーションの在り方について,学習者が考えられる。③リスク・コミュニケーションにおける「信頼」の意味について,学習者が考えられる。 本研究では,第6学年単元「新型コロナウイルス感染症に向き合う」を開発した。「緊急事態宣言」や「自分ごと化会議」という事例を通して,学習者がクライシス・コミュニケーションやコンセンサス・コミュニケーションの在り方について考えたり,政治家や専門家,市民など多様な立場の声が織りなす公共空間をいかに構築することができるのかについて考えたりできる単元を構成した。

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