漏出性乳糜胸水をきたした原発性胆汁性胆管炎による肝硬変の1例
書誌事項
- タイトル別名
-
- Transudative chylothorax complicated with liver cirrhosis due to primary biliary cholangitis:case report
この論文をさがす
抄録
<p>原発性胆汁性胆管炎による肝硬変と心不全を併存する70歳女性の呼吸困難.右片側性漏出性乳糜胸水を認め,外傷や悪性疾患は否定的であり,原因として肝硬変が挙げられた.集学的な内科治療で自然軽快を認め,特に非選択的β遮断薬であるカルベジロールによる門脈圧降下作用が胸管内圧を減少させて病態に寄与したことが示唆された.肝硬変に乳糜胸水を併発する症例はまれであり,また保存的加療で奏功し得た1例として報告する.</p>
収録刊行物
-
- 日本消化器病学会雑誌
-
日本消化器病学会雑誌 119 (4), 377-384, 2022-04-10
一般財団法人 日本消化器病学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390573242910316416
-
- ISSN
- 13497693
- 04466586
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可